司法書士など年収に惹かれて試験勉強に専念し、司法書士業界に入った方も多いようです。実際の年収は、報酬額から事務所経費を差し引いた数字となりますね。
司法書士年収は、ピンからキリまでです。 平均年収890万円というデータがある一方、受験予備校などのパンフレットでは、司法書士の平均年収1400万円となっていて、年収に惹かれて試験勉強に専念し、司法書士業界に入ったという人も多いようですね。 しかし、1400万円というのは、純所得ではなく平均報酬額(売上)であり、実際の年収は、報酬額から事務所経費を差し引いた数字となります。 日本司法書士会連合会の「全国会員一人当りの年間平均報酬額(日司連取扱事件年計報告集計表)」で平成6年の平均報酬額は1452万円、平成7年は1663万円、平成8年は1692万円となっています。 既に10年以上前のデータになりますが、景気の動向を加味して現在は1700万円ぐらいと推定されます。 仕事をするには当然経費がかかります。 毎月の経費として、事務所家賃、光熱費、人件費、リース代など設備費、通信費、交通費、接待交際・福利厚生費、駐車場代、その他諸会費や消耗品等で年間総経費は、850~120万円程度となるでしょう。 経費率が50~70%なら、年収(純所得・収入)は510~850万円、こういったことを考えると先の司法書士年収平均890万円は納得の数字です。 年商1700万円を上げるには、月々の売上は約140万円ですから、かなり高いハードルではあります。 不動産登記の決済や相続登記は1件8~14万円、抵当権抹消が1件2~3万円、商業登記の役員変更1社2万円ぐらいとして月の仕事量をシミュレートすると、決済・相続10件で約110万円、抵当権抹消を6件で15万円、商業登記8件で16万円、合計で141万円。 この数字は、人脈もありコミュニケーション力のある人ならば簡単にクリアできるかもしれませんが、そうではない人も多いと言えましょう。 事務所に勤務する司法書士年収であれば、通常300万~400万円からスタートで、資格を持っていても月給20万円ぐらいから始まる事務所も少なくありません。 毎月の給料のほか、夏と冬で計4ヶ月のボーナスをプラスして司法書士年収320万円で、実務能力が備わるまでは、例え司法書士登録者であっても、年収は一般大手企業に就職している人よりも劣るものでしょう。 稀に、いきなり40~50万円スタートの事務所もありますが、実務経験を積んだ上で、パートナー司法書士という位置付けであれば、司法書士年収1000万円というのもありえる話と言えましょう。
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